日本のことば事典「枯山水」

枯山水とは、日本の庭園の一種。禅の思想に基づき、石や砂で自然や宇宙を表現します。京都の龍安寺など、禅宗の寺院で枯山水の庭園を見ることができます。本記事では、枯山水の基礎知識と、オススメの枯山水庭園を取り上げました。

京都の龍安寺(りょうあんじ)に行ったことのある人なら、その美しい庭を見てぼーっと過ごした記憶があるのではないでしょうか。

龍安寺の白砂をしきつめた庭に置かれた大小15個の石は、どこに座って眺めてもそのうち1つの石が見えないといいます。日本でお寺巡りをしていると、禅寺で石が敷きつめられた庭をよく見かけますが、このように水を使わず石や砂で山や川を表現している庭園を、枯山水と呼びます。

ちなみに、仮山水(かさんすい)、故山水(ふるさんすい)、乾泉水(あらせんすい)、涸山水(かれさんすい)などと呼ぶ場合もありますが、内容や示す対象は変わりません。

枯山水とひと口に言っても、石だけのものや、草木の緑と石の白のコントラストが美しいものなど、様々な種類が存在します。いくつもの寺院を見て比較してみるのも楽しいでしょう。

枯山水の庭園では、水面の波やうねりを砂紋(さもん)とよばれる模様で表します。時には砂の上に橋を架け、川の流れを表現することも。

石の粒の大きさによっても、表現される自然の姿が変わってきます。砂紋は雨が降ったり鳥が降り立ったりするだけで崩れてしまうので、定期的に描き直さなければなりません。非常に繊細で注意が必要な庭園なのです。

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